laid back

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家崩れ道路陥没 仙台市内、深刻な爪痕

 震度6の強烈な揺れに襲われた仙台市では、住宅の倒壊や火災、道路の陥没が相次ぎ、深刻な爪痕を残した。交通機関のほか電気、水道などのライフラインは寸断され、都市機能はまひした。

 仙台市若林区かすみ町では住宅1棟がほぼ全壊。現場にいた女性は「ここにはもう住めない」と立ちすくんだ。宮城野区南目館のヤマダ電機仙台東店では天井が落下。同区大和町のガソリンスタンドは屋根が崩れた。



 太白区向山の崖沿いにある鹿落旅館は半壊。同区八木山弥生町では住宅のブロック塀が約10メートルにわたり崩れた。住人は「揺れが長く怖かった」とその瞬間を振り返った。

 同区の長町商店街では、歩道や車道で陥没や漏水があった。青葉区北根3丁目のマンションでは火災が発生した。

 JR仙台駅は構内を封鎖したため、周囲は乗客らであふれた。JR長町駅のホームで地震に遭った女子中学生(14)は「立っていられないほどの揺れで、周りの人たちと手すりにしがみついた」と青ざめた。

 仙台市立病院(若林区)では入院患者らがいったん建物外へ避難。その後、次々とけが人を搬送する救急車が到着した。市中心部の市東二番丁小は児童らのほか、オフィス街から会社員らが避難し、グラウンドは人で埋まった。
河北新報

【写真説明】大きく地割れした道路=11日午後3時40分ごろ、仙台市青葉区中山4丁目