laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

階段昇降。

 とりあえず、3日坊主の壁は越えた。

 とは言っても、今日でまだ5日目なんですが。自慢なんてもってのほか、書いてしまえば後へ引けないだろうと自分を追い込むつもりで記録しときます。

 7階にある会社の仕事場まで毎朝階段を上ることにした。できればそれ以外にも積極的に階段の上り下りを心掛けるようにした。目的は単純、体力維持です。

 この4月、長年の編集の外勤現場から初めてデスク系の仕事場に移った。仕事を覚えるにはまだまだ長い時間がかかりそうだが、「このままではまずい」と初日で直感した。日がな一日パソコンと向き合うことの多い職場。起動効率が決して良くないパソコンと格闘していたら、トイレに行ったりタバコでも吸いに机を離れない限り力につながるような体の動きは全くない。一応、体力勝負のサーファーですから、というか生来の落ち着きなさから日常的に適度に動いていないと不安なんです。

 「だったら、まずはタバコをやめろ」というごもっともな指摘はこの際、無視。「何もやらないより何かやったほうがいい」。階段上り下り、ポジティブに取り組んでます。

 数えてみたら、1階から7階まで155段ある会社の階段。昨日の朝、家の物差しで測った俺の歩幅は平均50cm。上り1回につき77.5mプラス急勾配の負荷。会社の門をくぐってから机にたどり着くまでおよそ100mのハードワークをこなしていることになる。ちなみに、朝家を出てから車と地下鉄を利用して会社にたどり着くまで約2000歩。ちょうど1kmの計算だ。

 そこで思い出した。くだんの(前回登場)新庄・山男Sさん。歩数計を腰のベルトに着けて「一日2万歩」を目標にしていたSさんは、同じ歩幅なら(体格がかなり大きいのでそんなはずはないが、この際それも無視!)当時連日10kmを歩いていたことになる。なるほど、数ヶ月で急激な減量に成功したことにうなずける。

 禁煙と同じで、自分にとって精神的に負荷がかかりすぎる目標を掲げると挫折したときの反動が大きいので、やれないことはやらない主義。Sさんの域には当然入り込めないが、こつこつと「階段昇降」を続けていこうと思う。

 そこでハプニング。今朝、軽快に一歩を踏み出し不確かな足取で歩を進めていたら、なにやら右足の靴に違和感を感じた。そのまま歩き続けていたら、「パコッ、パコッ」という音が鳴り出し、靴底がつま先部分からはがれ始めた。後へ引くに引けない身。だれもいない殺風景な階段に奇妙なパコパコ音を響かせながら7階まで慎重に上った。熱意がダイレクトに靴に伝わったためか、単に歩き方が悪かったからなのか。同僚に借りたサンダルを履きながら考えている。