laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

成人式。

〝成人式〟を迎えた。
 今年、会社に就職してちょうど20年となり、28日、永年勤続表彰なるもの

を受けた。社会人的に2度目のセレモニーで、二十歳の時に迎えた正式な儀式か

ら数えて24年目のことだ。
 ことさら、感慨というものはないというのが当日の実感だが、短時間では語

り尽くせぬ思い出はあまたある。
 会社であったちょっとした式後、気配り十分、飲むことに関してはいつも熱

心なKさんが音頭を取る形で「はたちの同期会」が催され、仲間が一堂に会し

た。「よぉ、全然変ってないなぁ」「いやいや、そっちこそ」...。気心が知れ

た間柄、まずは社交辞令的な挨拶を交わしながらも、みんなが内心、「あいつ

年取ったなぁ」「ふけたなぁ」などと思っている。
 久々の再会とは、かくも残酷である。でも、それが互いに年を重ねて生きて

いるということなんでしょう。
 20年前の自分を思い出すことはできても、20年後の自分は想像しづらい。こ

うあり続けたい、こうなっていたいと願うことはできても、なかなか理想に近

づけないのが現実だ。普段から、あまり後ろを振り返らず、周りに目配せしな

い性分なので、「あなたにとってのこの20年間はどうだった?」などといやに

肩に力の入ったインタビュアーのような問い掛けには、「はぁ?」と思ってし

まう。
 「思えば、今に至る」。単に、振り返ることが面倒くさいんですね。
 っと、前を向いてみたものの、考えてみたら、既にサラリーマンとしての峠

を越えていた。定年60歳にして残り16年。もうとっくに、坂を下っているんで

す。ん?「下っている」という表現はどうも暗いですね。「坂道を歩んでい

る」に訂正です。それに、サラリーマンだけが人生ではないんです、広い意

味で。要は心の持ちよう!上を向いて、前進あるのみ。
 さて、成人式の後日談。楽しすぎたのがいけなかった。羽目を外しすぎて翌

日、ちょっと後悔。いつものパターンを、またもや繰り返してしまった。後ろ

を振り向かないとは、つまり反省しないことなんです。
 ひとつの節目に、相変わらず進歩のない自分の立ち位置を再確認した。 

 (お願い:「だからなんなんだ」とは突っ込まないでください)