laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

肩書きが物を言わない世界。

 二度と同じがない波の神秘性と魅力に取り付かれ、早26年。

 波乗りの魅力を挙げたらきりがないが、自然との戯れに、肩書きが全く通用しないこともひとつの魅力である。

 陸の世界で社長だろうが何だろうが、波を待つ海では全く関係ない。勘違いな人ほど海では痛い目にあう。たまにいるんです、そういう人。まともに波乗りやっているサーファーたちは、みんな笑ってます。「頑張れよ!社長」って。

 夏真っ盛りとなり、今年もそんな勘違いな人たちが大勢海にやって来てます。「自分は偉いのだから何をやっても許される」なんて思っている人たちが、慣れないボード片手に海に乗り込んできては、雰囲気を乱すんです。お願いだから来ないで、とは言いづらいので、心の中で強く願っている。

 「歓迎されない肩書きの人たち」は、決して大きな波には向かわない。たまにチャレンジしても、あっけなくあきらめてビーチに戻ってくるのが関の山。陸上でさんざん偉そうな態度と口ぶりを見せておきながら、自然を甘く見た結果、無残で滑稽な姿に面食らう姿を見ているのはとても愉快だ。

 どうだ、参ったか。愚か者め。

 「キムタク」とか呼ばれている人も、海では結構バカにされています。

 実力だけが物を言う波乗りの世界。

 ただ、実力があってバカなサーファーも案外多いから一筋縄にはいかない。