laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

「言ってみるもんだ」

 福島県楢葉町の天神岬で12日から3泊4日の日程で行ったサーフキャンプで、この言葉を実感した。

 言わなきゃ事は始まらない。言葉を口にしたおかげで、3つのハッピーな出来事が舞い込んだ。

 まずは、香港在住の女性ボーディーボーダーとの出会い。河北新報社に届いた1通の問い合わせをきっかけに、サーフキャンプへ誘ったところ快く参戦。新たな出会いに、仲間ともども夏の一時を楽しんだ。聞けば彼女、気仙沼市観光協会にメールで問い合わせたらしいが、なぜか河北新報社にそれが届いた、という。不思議な縁ですね。香港在住6年目の彼女は、今回を機に、「ふらっと」の世界のブログにも参加してくれるといい、我々サーファー仲間はそう遠くない将来、未知なる香港の波を求めてサーフキャンプを計画している。


 2つ目は、途中からキャンプインした広告ウーマン・ブーちゃんのアクション。波乗り後、若い釣り人と何やら親しげに話していたブーちゃん。何を釣ったのか尋ねていたらしい。本格装備の2人の若者は、怪しげなサーファー軍団を嫌がる様子もなく、誇らしげに釣果を見せてくれた。

 発砲スチロールの箱の中には、釣りたてのマゴチが5匹。大きいもので70センチほどあった。高級魚を前にブーちゃん、「すごい!すごい!」と大はしゃぎ。この大きなリアクションが受けたのか、「何なら、持って行っていいですよ。俺ら、いつも釣ってますから」と、釣り人の大胆発言。普通ならここで、「いやいや、悪いですから」と言うところを、すかさず、「じゃ、お言葉に甘えて」と俺。その晩、刺身と天ぷら、あら汁に舌鼓を打った。感謝、感激、大満足でした。


 最後は地元で開催された盆祭りでの出来事。「鉄人レース」なる、子供用三輪車を使った障害競走への参戦。実はこのレースには、今回のサーフキャンプに参加できなかった後輩が4年ほど前に参加して初優勝し、賞金2万円をゲットしている。たまたま今回、近くを通りかかったので、冷やかしのつもりで祭りに行き、「せっかく来たから、出てみようか?」となった。

 結果、3位で予選通過して決勝は2位。思いもよらず、1万円の商品券を手にした。その晩のビール類を現地調達したのはもちろん、帰りを待っていたほかの仲間たちと祝杯を挙げた。

 ラッキーな事が続いた今回。大げさに言えば、すべてが一歩踏み出したおかげだ。