laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

皆勤賞。

 子どものころ、「無理をするな」、と言われて育ってきたので、調子が悪いと思ったら迷わず、学校を休んでいた。

 もともと健康体なので、それほど欠席した記憶はないが、小、中学校、高校、大学を通じて「皆勤賞」とは無縁だった。

 そもそも、この賞に価値を見出す意味がいまだに分からない。旧友の何人かはこれで表彰されたが、「だから?」という感覚。3年間あるいは6年間、一度も休まずに学校に通い続けるのは確かに凄い。でも.........。

 旧友の1人は、中学3年の時、ひどい風邪をひいたが、この皆勤賞ほしさに無理して学校に通い続けた。その結果、風邪を悪化させたばかりではなく、周りの同級生たちに風邪を撒き散らした。「お前はアホか!」と何度も戒めたが聞く耳を持たない。彼の目標はただ一つ、皆勤賞だったのだから。

 こういう人、いませんか?

 自分ができなくとも、皆勤賞を手放しで褒める風潮ってありませんか?

 なんか、これって、休む=悪、学校に通い続けるあるいは休まないで働く=善、という単純な図式のようで嫌いなんです。

 いいじゃないですか、無理しないで。調子が悪ければ、休んでちょうだい。辛ければ、どっかで一息入れましょうよ。無理が一番、体と精神に悪いのです。

 もっと肩の力を抜いて生きたら楽しいのになぁ。

 何年か前、子育てを巡り、知り合いが自分の子どもに「皆勤賞」を期待している、と聞いて絶句。忘れられない話だったので、問題提起してみました。