laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

今に見てろよ!

 混乱している時ほど、人は本性をむき出しにするのだろう。

 震災から半月の間、さまざまな場所でそんな思いに至った。もちろん、心温かく優しく、感心、感動させられた出来事にも数多く接してきた。なのに、冷や水を浴びせられるような出来事も少なくない。

 必要もない買い占め、長い列への横入り、被災者の感情に思い至らない暴言や放言......。過剰な自粛も考えものだが、思いやりの点で言えばまだまし。誰の目から見ても身勝手と映る行動はひどい。

 中でも、便乗値上げの類。不利益が広範囲に及ぶだけに怒りの矛先をストレートに、鋭意に、商魂たくましすぎる商人たちに向けたい。心の底から、そう思う。

 営業再開の店舗がだいぶ増えてきたから被害は緩和されつつあるが、震災後しばらく、食品や燃料などどうしても必要な品々が瞬く間に品薄になり、消費者の足元を見たような価格設定が横行した。

 まるで、「売ってやるんだから、欲しけりゃ、高くても買いな!」と言わんばかりに。

 事情が事情だけに、そんな状況を多くの人たちが我慢してきた。

 でも、そんな事を、この緊急時に堂々とやってくれた相手の顔(この場合は店ですね(^_^;)を忘れるわけにはいかない。

 平時に戻ったあかつきには、皆さん、そんな店とは二度と付き合わないようにしようじゃないですか。今しばらくの辛抱です。たぶん。

 “決起の時”を今か今かと待っている。