laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

Music Box No.10

 どのCDを聴いても“大きく外れない”自分好みのミュージシャンって、音楽好きなら誰でも1人や2人いると思う。

 ノラ・ジョーンズが、自分にとってのその1人。落ち着くんですよ、彼女の優しい歌声は。昨年10月のNo.4で紹介したケイコ・リーとは違った感性を持ったジャズシンガーソングライター。

 2002年 、名門ブルー・ノートからリリースされたデビュー・アルバム『Come Away With Me』(邦題:ノラ・ジョーンズ)が、翌年のグラミー賞で、ノミネートされた8部門すべて受賞し、多くの音楽ファンに大型新人を強く印象付けた。その後も、出すアルバムはことごとく注目されている。いわゆる、天才肌なんです、ノラさん。かなりの美人でもあるし、男を虜にしてしまう。



 それで、今回紹介のCDは、『...Featuring』(邦題:ノラ・ジョーンズの自由時間)。昨年10月リリース。この間、CDショップでたまたま見かけ、魅力的なジャケットに惹かれて即買い(またやってしまった(^_^;)。珍しく、しつこいくらいに聴きまくっている。

 彼女の魅力は、何といってもジャズの枠なんかにとらわれない“自由度”。それをそのまま凝縮させているのがこのCD。アルバムを作る目的で作った作品ではなく、これまで様々なミュージシャンとコラボレーションしてレコーディングしてきた曲の数々の中から、ノラさんが選曲して集めたオムニバス。全19曲(日本版にはボーナストラック1曲収録)。レイ・チャールズドリー・パートンハービー・ハンコックら大御所から同世代、ジャズにロック、スカ、ヒップポップ.....と、バラエティーに富んでいる。そういうとごった煮感があるように聞こえるが、1枚のCDとしてしっかり仕上がっている。

 中でも、スコットランドグラスゴー出身のロック/ポップバンド「ベル・アンド・セバスチャン」との『リトル・リー』がお気に入り。この適度なだるさがたまらない!かなり、いいですこれ。

公式HPで、何曲か聴くこと出来ます。