laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

長いお付き合い。

 ここ1ヵ月ほど、週末は必ず福島県南相馬市のビーチに行っている。

 北うねりの季節となり、仙台近郊のビーチに波乗りに適したいい波が入りづらくなっているからだ。

 それに、ホームポイントの仙台新港が週末には必ず混雑するから、コンスタントに波がある、人がすいているビーチでピースフルに波乗りをしたい、という一心なのです(^_^;)。

 夜が明けぬまだ暗い冬本番の朝イチ。我が家までわざわざ車で迎えに来てくれるのは、大学時代からずっと一緒に波乗りをやってきた先輩のHさん。

 車で1時間半のそう遠くない距離とはいえ、定期的に手短なサーフトリップをHさんと続けている。思えば、大学時代以来のことかもしれない。

 今年で29年になるサーファー歴で、これまでいろんな方々と一緒に波乗りをやってきたが、Hさんのようにここまでひどく波乗りに熱を上げているサーファーは少ない。お互い四捨五入すれば50の大台だが、ともに衰えるどころか、熱だけは冷めそうにない。

 これほど長く付き合っているHさんだが、実はそれほどその人となりを知らない。あちらもこちらのことをあまり知っていない。

 付き合っている場所はほぼ海か、そこまでの行き帰りの車の中。互いに家を訪れたことはほとんどなく、互いの家族との接点もほぼない。 お互いにとって、それら個人的な事情は重要ではない。

 こういうスタンスが、長く付き合ってこれた理由の一つなのだと思う。

 付かず離れず、波乗りをそれぞれに大事にしてきた。

 ただそれだけ。

 それがとっても心地いい。


 

 ↑「爆弾低気圧」が東北に向かい始めていた1月14日朝の北泉ポイント。パラパラと降っていた雪は、次第に本格的になり、波も徐々に上がり出した。こんな天候の時、海に来るサーファーは当然少ない。正味3時間、最大人数5人で波を満喫。