laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

ぶりっ子クン。

 80年代に、「ぶりっ子」という言葉が流行った。

 「かわいい子ぶる(かわいいふりをする)子」を意味する「かわい子ぶりっ子」のこと。当時の松田聖子がその典型とみなされ、主に女性に対して使われた。

 今、違う意味で、ネットの中にそう呼びたくなるような人たちが多く生息しているように感じている。女性に限らず、否、むしろ男性に多いような気がする。偏見かもしれないが(^_^;)。

 「ぶりっ子」といってもかわいいふりをするのではなく、「良い子」「いい人」を自ら演じる、演じたいタイプの人たち。匿名ならいざ知らず、その人の性格とか性分を多少なりとも知っている知人だと、これはもう...(^_^;)。

 そのこと自体を非難しているわけではない。

 単に、彼らをネット上で目にするたび、疲れてくるのだ、ということを言いたいだけ。

 どうして素のままでいけないのかなぁ? どうにも気にかかる。

 彼らに共通しているのは、書き言葉を必要以上に丁寧にしたり、口語では言いそうもない〝お上品な〟言葉を散りばめたりして、ソフトで腰の低い比較的耳障りのいい物言いに徹している点。

 とても、優等生っぽいんです、この人たち。

 根が捻くれているワタクシの目には、胡散臭く映ってしまう。

 自分をよく見せたい、という願望が根底にあるのかもしれない。

 あるいは、防衛本能のなせる技なのかもしれない。

 どんな人たちが生息しているか分からないネットの世界で、無邪気に素顔をさらすのは、確かに危ないこともある。危ない人たちに言い寄られないためには、悪い印象ではなく良い印象を与えておいたほうが得策、という考え方はある。

 でもね...。

 子どものころから、そういういい子ぶりッ子諸君にあまりいい思いをしてこなかっただけに、生理的に受け入れられないんだよなぁ...。

 スルーすればすむことなんだけど...。