laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

できることから...。

 先週末、台湾の女子学生を我が家で預かった。

 2泊3日のショートステイ。これまでいろんな人が我が家にやって来て泊まっているが、“しかるべき”機関にホストファミリー登録して受け入れたのは、今回が初めて。

 「大丈夫だろうか?」などと、柄にもなくちょっと不安だったけど、終わってみれば、「良かった、良かった」「うん、結構楽しかったね」と家族3人。終わったばかりで、「さて、次はいつにしようか?」なんて話に早くもなっている。

 21歳の大学3年生メイさんの人柄がとても良かったことが、「やって良かった」と感じた一番の理由だと思う。

 見ず知らずの人をプライベートな空間に泊めるのだから、「外国人」だろうが誰だろうが、相手の人柄、コミュニケーションの相性って大事、とても。そういう意味では今回、とてもラッキーだったと思う。

 「国際交流」とか「国際協力」とかいう言葉って、こう書いてしまうととても近寄りがたく違う世界のことととらえがち。でも、ホストファミリーのような気軽にできる「国際交流」って、案外身近にたくさんあるものだ。

 地元の仙台でも近ごろは「外国人」の方々が珍しくなく、たまに道を聞かれたりすることもある。そんな一瞬の「出会い」を大事にしたいなぁ、と思っている。

 学生のころから、たまに海外旅行に行っている。特に若い時は所持金が乏しい貧乏旅行だったから、行く場所行く場所でたくさんの地元の人たちにお世話になった。一期一会のその時限りの出会い。お世話になったはいいが、その恩を返すこともなく今に至っている。

 そんなこともあって、日本にいる時は、海外から来た人たちにはできることをしている。

 ほんの些細なできること。

 これでいいんだと思う。

 あれもこれも、と考えると無理がでるし、無理矢理人のお世話をしてもろくなことにならない。

 「やってあげている」と自分自身が感じない程度のお世話。このくらいなら自分にはできる。

 「じゃぁ、今度は台湾で再会しようね」といって、メイちゃんとは別れた。

 会えるといいけど、会えなければそれまで。

 願わくば、彼女の記憶にも「あぁ、楽しかったなぁ」とわずかながらでも思い出が残っていてくれればそれでいい。