laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

呼び方。

娘が小学校に入学したころ、同級生を指す言葉遣いに耳を疑った。
 「今日は○○さんと話したんだ」「●●さんはね、△△さんと仲がいいんだよ」「明日、××さんが遊びに来るから!」
 男女の別なく、さん付けで呼び合うように指導されているんだという。「へぇ、そうなんだ」と感心するふりしながら、「毎日顔を合わせている間柄なんだから、好きに呼び合えばいいんじゃないの?」と半ばあきれた思いが残る。
 そんなもんなんですかね、今の時代って。同級生だっていうのに、ずいぶんと他人行儀じゃないでしょうか? 親があきれるくらいに生真面目な娘は、しばらく先生の言いつけをしっかり守り続けていたが、高学年ともなって行動範囲や仲間の顔ぶれも広がるようになり、自然にニックネームや呼び捨てで仲間同士互いに呼び合おうようになっていた。まぁ、それが自然だよね。もっとも、学校での教えに悪気はないのは分かるが、いや、おそらく教育的配慮ということなんだろうが、丁寧にもほどがあるんではないかという小さな疑問を投げ掛けた。
 これとは別に、呼び方を巡って長い間疑問に思っていることがある。夫婦間の呼び方だ。
 お父さん、お母さん。あるいは、パパ、ママ。そう呼び合っている夫婦が実に多い。これ、すごく違和感があるんです。特に子どもが生まれた時を機にそうした呼び方に変えるケースが目立つようですが、「どうして?」と思ってしまう。文法的に間違っている、なんて大上段から指摘する気はさらさらないんですが、自分の親でもないのに、どうしてお父さん、お母さん、パパ、ママなんだろうか?甚だ疑問です。でも、それが当たり前になっている人たちには、こういう疑問こそがおかしいと思うんだろうなぁ。個人的趣向の問題だといえばそうなのだが、肌感覚で好きになれない。
 ごくごく狭い見識から推測するに、おそらく、夫婦の価値観と距離感が呼び方に大きく反映されていると思う。まっ、当事者が良ければそれでいいので、他人がどうこういう問題でもないんですがね。
 みなさん、どうお考えでしょうか?