laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

通な人たち。

  ラーメンは人並みに好きだけど、ラーメンを熱く語る人は苦手だ。
 中華料理が起源とされる、日本の国民食でもあるラーメンほど食後感がさまざまな料理はないと思っている。「あのトンカツは肉が軟らかくて味がしみててうまいんだよな」とか「あそこの店の刺身はいつも新鮮でいけるよ」、「今度出来たイタ飯店のパスタは生パスタでこしがあるんだぜ」なんていう会話が、ことラーメンに限ってはうまく成り立たない。
 それほど、味わい方、評され方がバラエティーに富んでいて、あの人が美味いと言ってもこちらの人はまずいと言っている、というケースが多いように思う。やっかいなんです、本当に。
 だからなんでしょうか?ラーメンを語りたがる人たちが多いのは。
 問題は、語り手の口調にあると思う。素材や調理方法、店の詳細など基本情報や食べた感想については、行ったことのない店、味わったことのないラーメンならぜひ知りたい。だけど、「あのラーメンは食べなくちゃ!」とか「そんなことも知らないの?」、「食べてる間、しゃべっちゃだめだよ」なんて言われた日には、「絶対食べない、食べたくない!」って思ってしまう。熱く語る人に限って、他人を指導したがるものなんですよね。
 そんな自称〝ラーメン通〟の人たちは、さまざまな新情報を提供してくれると同時にこちらを納得させてもくれる。
 「通な人たちほど、信用ならねぇなぁ」と。
 飲むほどに饒舌となる自分は、何事においても通ではないけれど、こう書いた手前、口にした言葉には細心の注意を払い責任を負う覚悟でいます。一応、ですが.....。