laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

クールビズ。

 このところの陽気で、夏服姿が日増しに増えている。
 おしゃれな人たちにとっては着飾る部分が大幅に減ってちょっぴり残念な季節だが、サーファーにとっては最高の季節。海から上がれば今後3ヶ月間ぐらい、Tシャツに短パン、ビーチサンダルが定番。とっても快適で楽な日々なんです。
 さすがに職場ではここまでラフにはいけないけど、夏場に限らず軽装で通している。一応サラリーマンなんですが、ネクタイをするのは1年で数えるほどしかない。必要に迫られ、あるいは気分的にネクタイをして出勤しようものなら、娘に決まってこう言われる。「えっ、どうしたの? そんな格好して。なんかサラリーマンっぽいね」って。
 こんなふうですから、国を挙げて「クールビズ」なんて言い出された時には、正直、笑いました。「おいおい、自分の格好さえ号令かけられなきゃ変えられないのかよ」。悪い冗談に、そう思ったのを覚えている。
 暑ければ薄着、寒ければ厚着。これを基本に、ある程度の清潔感を備えた身だしなみを保っていればそれでいいんじゃないか、と思うんです。毎日同じ背広やネクタイでも、それを身に付けていることだけに意味を見いだす人たちって結構少なくないですが、どうなんでしょうね、これって。
 案外、こういうことにこだわる人たちほど、おしゃれに無関心だなと思う。季節や気候、気分、環境なんかに合わせ、限られたワードローブをいろいろと工夫するより、あれこれ考えずユニフォーム的に毎日服を着るほうがずっと楽ですから。全く面白みはありませんが。
 そんな人たちでも、いったんクールビスが叫ばれ始めると、あれほど周囲の人たちにネクタイ着用の意義を唱えていたくせにころっと態度を変える。挙句に、「今はクールビズなんだからネクタイなんか締めるなよ」とくる。
 本当にっ、もう。