laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

「赤信号、1人で渡っても怖くない」

 親も少々気がかりなほど真面目な性格の娘は、人けも車の気配さえもない信号ですら赤信号では渡らない。
 「そりゃ、当然だ!」と思われる方は、これ以上読み進めないほうがよろしいかと思います。
 何事もルールを杓子定規に守る向きに違和感を抱く。横断歩道だって、車がいなければ渡って構わないのでは、というのが自分のルール。

 あくまでも、〝自分のルール〟ですよ。

 右左、後ろ前、どこを見ても車がいないのに、赤信号だからとぼうっと虚空を見つめあるいは苛立ちながらも無意味に突っ立ている姿はすごく滑稽に思えるのだ。
 だって、考えてみてください。交通の循環をスムーズにするために信号ってあるんでしょ。歩行者の立場に立てば、車と衝突しないようにするためのルール。ならば、その車がいないんなら、もとから車の通過を待つ必要はないですよね。渡ってよし!ってことになるはずなんだけど、世の中、結構、娘と同じように真面目な方々が多いんです。何事もないように道路を渡りきると、睨みつけてくる人も少なからずいらっしゃいます。
 その昔、ビートたけしは言いました。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」。日本人の集団心理を笑っているともいえるジョークが飛び出してから30数年。個人の力が問われる21世紀の今、声を大にして言いたいと思います。
 「赤信号、1人で渡っても怖くない」


 【後日談】
 予想はしてましたが、「おまえは道交法違反を助長させる気か」というお叱りとも受け取れるメールを受けました。そんな意図は全くありません。自己責任でやってくださいな。