laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

テレビ。

 何か特別に見たい番組がない限り、家のテレビ(の電源)はつけない。
子どものころ、2時間も見ていると頭が痛くなり、画面をじっと見続けているのが苦痛だった。苦手意識は今でも変わらない。
 新聞社の報道の現場で働くようになり、自分の趣向とはまったく正反対の常時テレビつけっ放し状態の環境で働き続けてきたが、そこは仕事と割り切って気にしないようにしてきた。慣れることはついぞなかったけれど。
 必要もなくテレビがついている状態がどうしても好きになれないのだ。皮肉なもので、気にすれば気にするほど、耳障りな雑音として耳に入ってくるから厄介なんです。同じように思っている人って意外に少ないのかな、とも思うんです。会社に限らず、他人様の家に行った際、テレビがついている場合がかなりの確率で多い。
 ある時、あまりに気になるものだから、尋ねた時がありました。聞かれた当人がこう答えたのを覚えている。「だって、静か過ぎるのはちょっと。じっくりテレビを見る時もあるけど、たいていは流しているだけ。BGMと同じ」。会話中も、画面にちらちらと目線を送りながら話し続ける相手に違和感を抱くのは、果たしてこちらが変わり者なのか?趣向が違うと、どうも、ピントがずれるんですね。
 こんなだから、テレビで盛り上がっている話題には全く付いていけない。かといって、付いていけないことを何ら悲観もしていない。いざとなったら、誰かに聞けばいいさ。たいていの場合、それぐらいの内容なんだから。
 パソコンが一般に普及した昨今、長時間画面にくぎ付けになる中毒症状が問題視されているが、テレビ中毒のほうがよほど深刻なんじゃないか、と密かに思っている。