laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

Vol.70 バランス。

 何事にものめり込んでしまうと、とことんのめり込まないと気がすまない。半面、興味がないものには一切目もくれない。
 主義とか、そんな格好がいい固い決意ではないんです。単なる性分なんです。大好物しか食べない好き嫌いの激しい子どものようなもの。困ったことに。
 いやいや、実際はそれほど困ってはいません。かなりのKYですから。周りの目が、それほど気にならないんですね。

 そんなことで、唐突ですが、バランスについて考えてみました。「仕事と家庭」という一般的なテーマについてです。一緒に考えてみませんか?イヤならいいです。一人で考えますから。

 若いころから思ってました。バランスが悪い大人が多いなぁ、って。社会人となり、より強くそれを実感するようになりました。結婚して子どもが生まれてからは特にです。

 現代でも根強くいらっしゃいますが、「仕事人間」と言われる人たちの生き方にどうも共感できない。仕事=人生→家庭は二の次→退職後は一人寂しく。漫画のような定型モデルをそのまま地で行く人たちを昔から何人も知っている。哀れだなと思うと同時に、そうなってしまうような生き方だったのだなと冷ややかに思う。

 仕事を大事に思うことは当然のことながら大切です。でも、それがすべてではない。「仕事人間」と呼ばれる人たちの中にも、家庭生活との両立をうまくこなし驚くほど達者に生きている人も知っている。もちろん、こうありたいけど、なかなかできない。できない自分は、ほどほどに両立し、それで十分満足している。

 何事につけ、仕事ばかりを優先する人って、偏見ですが、とても身勝手なタイプの人だと思う。相方がそれで納得しているなら当事者同士の内輪の話、大いに結構なことですが、そうじゃないからいろいろと問題が起きる。問題が表面化するならまだしも、沈殿化しているようでは根が深い。手遅れになってなお、あるいはそれだからか、なおさら仕事に情熱を燃やす(あるいは、意識をそちらに向ける)→家庭はますます冷え切る→子どもが反抗する→...........。
 テレビドラマの世界はすべてが虚像ではない。現実の一端をも反映している。身近にそういう人たちを見続けてきて、そう言える。

 だからこそ、バランスを大事にしたいと思う。

 世の「仕事人間」の人たち。もうちょっと、肩の力を抜いて生きませんか?そうすれば、ずっと楽で楽しいはずだから。