laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

今月のことば NO.4

『Consistency is the last refuge of the unimaginative.』
 (一貫性とは、想像力に欠ける者たちの最後のよりどころである。)


 痛烈な皮肉屋としても知られたイギリスの詩人、小説家で劇作家のオスカー・ワイルド(1854−1900年)の言葉。
 愛聴しているラジオ番組の司会者が時折紹介する各種名言コーナーで耳にした。いつ、どこで、どんな場面でこの言葉が発せられたのかは知らない。調べてみたが、膨大な名言を残したワイルドさん、この言葉にたどり着くことはできなかった。知っている方がいたら、ぜひとも教えていただきたい。

 なので、解釈に間違いがあることを覚悟でちょっとコメント。

 強烈な言葉だ。
 誰もがさまざまな場面で、継続か変化かという選択に迫られることがある。そんな時、変化を否定する立場が決まって発する言葉が「前例にない」とか「伝統にのっとって」とか「ずっとそのやり方できたから」という、概ね何か行動することに消極的な意味合いを多く含む。最近よく耳にする「面倒くさい」という言葉も似たようなものだ。

 そうした向きに、「怠慢だ」「消極的だ」「後ろ向きだ」「姑息だ」などというのは凡人なのだろう。「想像力」という言葉を出してきたところがすごいな、と妙に感心してしまった。

 新年度が始まって8月から5カ月目になる。非力で限界がある我が想像力だが、それをなんとか駆使して前進していきたい。などとのんびり考えている。