laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

今月のことば NO.5

『We don't stop playing because we grow old; we grow old because we stop playing.』
  (年をとったから遊ぶのをやめるのではない。遊ぶのをやめるから年をとるのだ)


 アイルランド出身の劇作家で批評家のジョージ・バーナード・ショー(1856−1950年)の言葉です。
 さすが、ノーベル文学賞受賞(1925年)作家のジョージさん、言葉遊びも痛快ですね。当時としては非常に珍しいのだろう、94歳まで生き延びたジョージさんはベジタリアンであり社会主義者でもあった。一方、新しい考え方に賛同する革新的で柔軟な態度を取りつつも、アドルフ・ヒトラーファシズムにも賛同したことがあり、戦後になって「軽佻浮薄」との烙印まで押されたという(ウィキペディアより抜粋)。見かたによってはかなりユニークな人だったのだろう。

 「遊び心を忘れたら、人生が澱む」

 先日、知人から頂いた雑誌POPEYE(マガジンハウス発行)の創刊当時を振り返ったテレビ番組特集の録画を見ていて、そんな言葉を思い付いた。1976年に創刊された同誌は、当時の雑誌編集の常識を次々と打ち破り、若者に圧倒的な支持を受け、サブカルチャー文化に大きな影響を与えた。仕事としての編集の基本はまさに「遊び心」。いい物を作り上げるには、どんな世界でもこのシンプルで当たり前の心の持ちようを抜きには成し遂げられないのではないだろうか?、と思うんですよね。

 ただ、遊びはいったんはまり出すとずるずるはまっていく危険な誘惑も潜む。はまって出られなくなってしまった同輩を幾人も知っているのでなおさらそう思う。

 死ぬまで遊びたいと思っている自分は、ジョージさんが残した次の3つの言葉もお気に入りです。いわく:


 「自由は責任を意味する。だから、たいていの人間は自由を恐れる」

 「沈黙は軽蔑の最も優れた表現だ」

 「真実はこの世の中で一番面白い冗談である」