立ち読み。

　「格好悪いよなぁ」と思いながらもやめられない。

　漫画の立ち読みが。

　かなりの年季が入ってます。小学校のころからですから、かれこれ３５年以上続いてますね。読む漫画はもちろん時代によって変わってきましたが、店の中で立って読むことだけは変わらずに続いています。もうこれは、習慣なんです。

　現在は、月曜、水曜、木曜日のローテンション。早く読みたいものだから、たいてい出勤途中の朝、コンビニでパラパラと漫画雑誌をめくってその後の展開に目を通してます。読み始めると、どうしても気になるんですよね。その後、が。ＮＨＫの朝の連続ドラマを見ることを欠かさない人たちと気持ちは同じ。「彼、彼女、あいつらはどうなってしまうのか？」。わくわくなんですね、これが。ちょっとした、気分転換なんです。

　そんな大人気ない習慣を、妻と娘に笑われている。

　確かに、たまにスーツで出勤した日にコンビニで漫画を立ち読みしているガングロオヤジの光景は滑稽ははずだ。「買って読めばいいじゃないの？」と度々言われるのだが、買ってまで読むようなものでもないんですよね。お金が勿体ない、と思ってしまうんですよ。

　「どうせ、５分や１０分程度。それに読む漫画も決まっているし」。さっと（コンビニに）行ってさっと立ち去る。文字通り、便利な店の使い方をしている１人なんです。

　ご同輩のサラリーマンたちは結構、多いですね。時に、立ち読みできないほどに本棚コーナーが混雑していることがありますから。店にとっては、迷惑なんでしょうねぇ、我々のような存在は。

　でも、やめませんよ。