laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

第2ボタン。

 自分と同じ40代の世代なら、まず間違いなく男子学生服の〝金バッチ〟を思い起こす。卒業する憧れの彼の思い出にと、ボタンをもらう女子たちがいた。中学を卒業する時、待てど暮らせど自分のボタンを求めてくる酔狂な女の子はいなかった。高校は私服だったので、そんな慣習さえ忘れてしまった。あぁ、第2ボタン。懐かしいなぁ。

 っと、本題はそれじゃない。女性の第2ボタンです。

 ここ10年以内の出来事、だと思う。外している女性が増えた。確実に。

 1995年、ハネムーンで訪れたフランスとイタリアで、妻と二人で感心したのが、シャツの第2ボタンを大胆に開けている現地女性が多かったということだ。そんなことに目がいったのは、当時の日本ではそうした女性たちが少なかったから。当然、男の自分は鼻の下を伸ばしながら眺めたが、どの女性も女という性を前面に出しながら社会で颯爽と生きているのだというバイタリティーを強く印象付けられた。

 「日本の女性はまだまだ。こちらの女性をもっと見習うべきじゃないのか」などと妻と話しながら帰国したことをしっかりと覚えている。

 それが、ある時、日本で気付いた。突然の出来事だと目には映った。今では当たり前のような光景になっている、女性の第2ボタン開け。

 この現象、何を物語っているのか。

 細いTバックーをわざわざジーパンの後ろから見せたり、丈のごくごく短いスカートが流行る過程での現象なので、どうしても露出度が注目されがちだが、そればかりではない気がする。かしこまって言えば、そこに、いい意味での女性の自立性を感じるんです。

 女という性を魅力的に生かすことは必ずしも悪いことではない。お淑(しと)やかな女性がもてはやされる男性側からの評価に、意志の強い女性たちが真っ向から〝歯向かってきた〟知的性的メッセージと言えば大げさか?

 何はともあれいいことなのではないか、と思っています。

 みなさん、どう思います?

 「第3ボタンまで開けてくれたらいいなぁ」ともひそかに願っている単なるスケベオヤジの妄想なんでしょうか、ね。

 お願いがあります。

 ガチガチのフェミニスト的視点からの反論はご遠慮願います(笑)。