プロでしたよね、確か？

　「しかしまぁ、なんだかなぁ」と思ってしまう。

　「燃える男」だの「闘将」だのと形容される、プロ野球東北楽天イーグルスの新監督・星野仙一氏に寄せる期待感のことだ。期待するのはいいんだけど............。

　チームが勝つためには、チーム全員はもちろん、監督自らが示す勝負へのこだわりや厳しさ情熱といった要素が必要なのは当然だが、〝昔の名前で出ています〟的な星野氏の昔流の指導法に希望を見出している向きがあるというから、正直、引いてしまう。それもファンのみならず選手たちからもそうした声があるというから、「はぁ？」と思ってしまうのだ。

　プロ野球って、高校や大学のアマチュア野球じゃなくて、それを卒業した大人のプロでしたよね？

　「徹底的に鍛える」だとか「星野さんが現場に来た瞬間から緊張感が走る」だの「春季キャンプは覚悟しないといけない」だのという当事者コメントやらリポートを読むと、もう、頭が痛くなってくる。あんたらプロなんだからそんな当たり前のこと、言葉に出さないでサクッと流してくれよ。

　時代が変わっても、こうした体育系の人たちの発想や態度、考え方というのはそう簡単に変わるものではないのだな、と思うわけです。

　シーズンが始まる前からこんなことを言うとお叱りを受けそうだが、始まってからでは何でも言えるので、まずはひと言。

　野球、サッカー、バスケットとプロスポーツ団体が３つも本拠地を置く仙台にいる身なので、折角だから、今後も折を見て関連話を書いていこうかと思う。

　読みたくないなら、飛ばしてくださいませ。