laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

また、ですか?

 「歴史的政変」などと、期待感もあってかなり大げさに持ち上げられた感のある現政権の支持率が落ちている。長年にわたって積もり積もった政治課題を、主役交代によってさっさと片付けられるほど現実は甘くないが、器が変わったところでその家の主である政治家の体質というのもそう簡単には変わることができないという現実を、このところ嫌というほど見せられている、気がする。

 失言が原因で大臣を辞職した柳田さん。彼に限らず、遅かれ早かれこういう類の醜態のひとつやふたつは出てきたのではないだろうか?

 自分の目には、あまりにもバカバカしく映る話。さっさとまともな仕事をしてくださいよ、柳田さん!

 報道されないケースや地方議員までを含めた政治家による失言の類は枚挙にいとまがなく、今回が特別なわけではない。こういう失言問題が出てくるたびに思う。なんとユーモアのない人たちなんだろうか、と。

 見渡せば、多くの人たちが「そうだよな」「そうだそうだ」「うん、上手いね」ってな具合に納得するようなユーモアあふれる政治家って日本では見当たらない。少なくとも表舞台に立っている政治家たちにはいませんよね。み〜んな真面目な話を杓子定規に真面目な角度からしか話すことができないでいる。「マスコミの前だから余計なことは言えない」なんて前振りしたりして。

 もっと余裕がほしいなぁって思うんですよ。問題とされた発言以前に、所詮、大臣自らが「私はこの分野の素人」なんて開き直ることが許されるシステムなんだから。むしろ、最後の最後まで開き直って〝おばかさん〟ぶりを存分にアピールするくらいのユーモアがほしかった。

 喜劇を演じるピエロがクライマックスに入ろうかという時、突然しらふになり、途端に場がしらけた。いつ見ても、全く陳腐でお粗末で、もちろん面白くもなんともない。