laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

娘と2人、水入らず。

 そんな時間がこのところ多い。仕事を始めた妻の帰りが遅かったり、妻・仕事、自分・休日のケースが度々あるから。

 基本、それぞれがそれぞれのやりたい事をやっている家族なので、妻が不在なこと以外に大きな変化はないが、娘と直接言葉を交わす時間が気のせいか増えた気がする。当たり前なのだが。

 いいなこういうの、と思っているわけです。

 おそらく妻は娘のことを自分よりたくさん知っているはずなんだけど、妻を通さず娘と話すことで自分が知る娘の世界。そのほとんどは小学校での出来事。友だちとの付き合いや先生のこと授業に関することなんか、娘の口から直接聞くことで、新鮮な発見がある。

 先日は、仲良くしている友だち同士が喧嘩してしまい、娘はその間に入りいろいろと気苦労したらしい。「本当、疲れるんだよね」なんて言葉を12歳の娘から聞くと、思わず笑ってしまいそうになるが、努めて真剣に話を聞きましたよ。内容についてはあまりどうこうとは言わないようにしている、最近は。求められずにアドバイスなんかすると、必ず嫌がられるから。思うに、子どもって、ある程度の年齢になると、大人、特に親から直接、ああしなさい、こうしなさい、こうすべきだなんて言われることを極端に嫌う。頭では分かっているから、それを大人からへたに指摘されると、子どもなりに傷つくのだろう。

 娘とはいえ、我々夫婦は幼いころから1人の人間として接してきたので、早い段階からアイデンティティーを確立させているようだ。「これから、さらにしっかりしていくんだろうなぁ。思春期でいろいろ悩みも多くなってくるんだろうなぁ。まぁ、俺の役目はそれを見守って静かに支えてやることなんだよな」などと、話しながら空想している。

 来春、中学に進学し、高校、大学..............と成長していく娘。これからも娘とこうして自然に向き合いながら言葉を交わし続けていくのだろうか。いや、いけるのだろうか。

 そうなれば、素敵だな、と思っている。