laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

Music Box NO.5

 自分で始めておきながらこう言うのもなんですが、このコーナー、アップするタイミングが難しい。

 「今さら感」は嫌だし、かといって「これ、知ってる?」ほどの知識もないし、「最新盤だよぉ!」と言えるほどお金と暇はないし.........で、10月27日以来の更新で〜す。って、期待感は極めて低いようですが(^_^;)

 知り合いの紳士服店マスター(これまでも、これからも頻繁に登場願うので、勝手にKさんと命名します)が、「同じの持ってたから、これあげます」と言って、気前良くくれた1枚。

 『サザン・ヘミスフィアー』。



 タイトル同様、南半球のオーストラリアに住むシンガー・ソングライター、ウィル・コナーさんのデビューアルバム(2006年)。サーファーの両親がフロリダからオーストラリアに移住し、ヒッピー文化でタウンが築かれてきたゴールドコーストバイロンベイに居を構え、ウィルはそこで生まれ、育った。もちろん、ウィルもサーファー。4歳で最初の曲を作曲し、5歳でサーフィンを始めたという。いわゆる、サーフ・ミュージックと呼ばれるジャンルなんですね。

 まっ、何をもってサーフミュージックか?という定義がとてもあいまいで、ネーミング自体好きになれないんですが。

 全14曲収録。かなり、いいです、これ。

 そのサーフミュージックのカテゴリーで、いまや大御所的存在と〝なってしまった〟ジャック・ジョンソン(来年3月だったか初めて仙台でライブ公演がありますよ)の〝秘蔵っこ〟という紹介のされ方もしているウィル。最近、ジャックの曲調にちょっとうるさく、あるいはパターン化されているなぁ、などと感じていた身にとって、デビュー当時のジャックを思い起こさせる新鮮さを感じた。むしろ、こっちのほうがいいかもしれない。ただ、8曲目「ホーム」は、ジャックの曲のパクリかと思わせるほど曲調が似ている。(すみませんねぇ、曲名思い出せない)

 ギターとウクレレ、ドラムとハーモニカというとてもシンプルな楽器構成。優しく、耳障りがいいウィルの歌声が心地よく響く。曲調がシンプルで滑らか、飽きのこないメロディー。軽いフォーク、ブルース、カントリーっぽさが聴きやすい。これまで計3枚のCDを出しているようで、ぜひとも2枚目、3枚目も聴きたい。

 サーフ系のあるサイトでは、「癒しを与えてくれるオーガニック・ミュージック」と表現されていた。確かに、そうかも。

 風のない、ほどよくポカポカからっとした晴天の下に広がるような快適なビーチに寝そべって聴きたいなぁ〜。

 ありがとう、Kさん。すっかり堪能しました。(^O^)


 【写説】画面に映っているのは、日本版のみ付いている海の映像