laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

本当、奥が深い。

 昨日の朝。前日に仕入れた新しいコーヒー器具を使って手に入れたばかりの新鮮なイタリアンを挽き、いつものようにネルドリップでコーヒーを淹れた。

 明らかに、味が変わった。気のせいではない。いつもよりまろやかな味になっている。

 マジかよ。予想はしてたけど、ちょっとびっくり。またしても、自分が勝手に〝師匠〟と位置付けているマスターに感謝だ。

 ふらっとの日替わりブログコレクションで毎週月曜日、「バールで立ち話」を書いているコーヒー豆店マスターの宮嶋克雄さん。最新の「器具の選び方」(6日)http://flat.kahoku.co.jp/u/rojiina/Itk4hybonYLwGq1f2J8D/
に強く触発され、(とはいえ、早く買わなくちゃ、とは思っていたのだが)即日中に店に行って〝懸案事項〟だったミルを買い換えた。

 「ミルだけでそんなに違うのか?」と思う人もいるだろう。確実に、違いが出る。

 これまで使っていたのは、プロペラの時間で豆の細かさを調節する電動タイプ。片手で持てるサイズで手軽だったから、挽いた豆の形状が多少違っていてもそれほど気にしていなかった。ところが、これが大間違いだということを、マスターは以前からブログで指摘してきたし、今回もあらためて話題に取り上げていた。

 お薦めされて買い換えたミルは、豆を均一に挽いてくれる。

 振り返れば、20年以上も毎朝必ずコーヒーを淹れてきて、その都度疑問に思ったことをマスターに尋ね、改良を重ねてきた自分流のコーヒーだが、豆を挽く段階で大きくつまずいていたことになる。これまでも、水のことや抽出の仕方など、マスターが毎週ブログで書いているようなことを教えてもらってはきた。しかし、すべてを頭に入れられるほど熱心ではないずぼらなコーヒー好き。〝完成〟まではまだまだ遠い。

 未完ということは追い求める先があるということでもある。毎朝コーヒーを淹れることは好きなので、深くて、面白いこの習慣を、マニアックにならない程度に楽しんでいければいいな、と思っている。

 それにしても、おいしくなったコーヒー。淹れる楽しみがまた増えた(^O^)


 【写説】真ん中が新しいミル。左が10年ほど使いこんでいた古いタイプ。写真じゃ味がわかりませんなぁ(^_^;)