laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

初乗り。

 18歳でサーフィンを始めてから、おそらく、今年の元旦がベストウエーブだったと思う。それほどに、良かった。

 単なる縁起担ぎなのは重々承知しているが、年の最初、元日朝の波乗りにはどこか特別の思い入れがある。良い波であれば、「今年は幸先が良いからこの調子で行くぞ!」となるし、悪い波であれば、「う〜ん、良くないね〜。まっ、これからこれから。1年は長いし」となる。(どっちにしてもいい事しか考えないんですが(^_^;)

 面白いことに、元日に波に恵まれたことはあまりない。思い起こしても、そのほとんどがベタなぎ。「せっかく海まで来たんだから、とにかく入ろう」と言って、何度パドル(板の上に横ばいになって手で水かきして進むこと)だけで終わったことか。「悲しい初乗り」は、むしろ当たり前のようなことだった。

 ところが、今年は違った。

 数日前から、本格的な冬の西高東低の気圧配置が続き、ジャストタイミングで1月1日、仙台新港に重厚なうねりが届いた。午前7時ごろ。初日の出を見に来た人たちでごった返していた、高台の大型駐車場から、いい感じで頭サイズの波が割れているのが見える、見える。しかも、10人に満たない数えるほどのサーファーしか入っていない。



 こんなことはめったにない。急ぐ心と興奮を抑えながら、ウエットスーツに着替えて海へ。嬉しいことに、水が全然冷たくない。信じられないことの連続だ。

 「なんてハッピーな年の初めなんだ!」

 海の中では、見た目以上にスピーディーな波に苦戦しながらも、そこそこに楽しむことができた。この日は元日出勤だったので、1時間半ほどしか波乗りできなかったのがとても残念だったが、欲張れば、きりがない。これで、良しとしましょう。

 ちなみに、昨年の元旦初乗りは、猛烈な吹雪の中を抜けた先にあった男鹿半島のリーフポイント。たった2人で、小さいながらもそこそこに良い波を堪能しました。

 なので、2年連続でビンゴ!

 凄く珍しいことで、超ラッキー。