laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

No.200 「えっ、はや!」

 自慢じゃないが、本を読むのが遅い(^_^;)

 ふらっとブロガーさんたちの“読書日記”を読むたびに、嫉妬を通り越してもはや羨望のまなざしの心持ち。

 「ハァ.....。なんで、どうして、そんなにもたくさんの本を一気呵成に読むことができてしまうんですか?」。

 毎回、重いため息が出てしまう。

 文庫本1冊読むのに少なくとも3日はかかる。なのに、あなた方は、それを数時間で読み切ってしまう。

 「読書は訓練だ」。そう言う人もいるけど、向き不向きがある。多読のコツは、読書習慣を身に付けた時期に大きく依存しているはずだ。

 その実例が、小学6年生の自分の娘。この子、俺の感覚からすると、めちゃくちゃ本を読むのが速い。300ページぐらいの単行本を、数時間で読み、1日2冊+漫画本数冊ということもしてしまう。とても、本当に、悔しいけど、父親憧れの読み手なのだ。

 思えば、娘は生まれたころから毎晩、母親に添い寝してもらいながら本を読み聞かせられてきた。今でもその習慣が続いている。

 「本を読みなさい」という、一般的な親っぽい指導的言葉を強く投げかけたことはあまりない。だけど、小さいころから手元にあった本を読んでいた。転勤を何度か繰り返したので、新天地でなかなか友だちができずにいたころなどは、本が娘の友だちの役割を大きく果たしていた。

 本との親密度が圧倒的に違うんです。高校生ぐらいになって、周りの雰囲気なんかから多少の焦りとともに、「よし、本を読もう!」などと気合を入れて読み始めた、ごくごくありふれた読書人の父とは違う次元なんですね。

 参りました、娘よ。敵いません。

 多読を身上とする本好きふらっと会員のみなさん方も、本格的読書開始時期が早かったのではないでしょうか? 
 
 もはや生涯読書量を大きく上乗せできない以上、しっとりと、じっくりと、読みたい本を読んでいくしかない、と開き直っている(別にわざわざ言う話でもないんですが)。