laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

どこに、向かおうとしているのか。

 本紙、河北新報の本日23日付け朝刊では、1面、社会面トップと宮城県版で、村井嘉浩知事が、性犯罪前歴者らに対するGPS(衛星利用測位システム)端末の常時携帯義務付けやDNA提出などを条例化する方針を正式表明した(22日)ことに関して報じている。

 先に報道された、児童ポルノの「単純所持」禁止に続く、宮城県の突然の方針に対し、記事は全体的に疑問視するトーンで展開されている印象だ。

 “相次ぐ”行政による規制化の動きは、県民にとって簡単に見過ごすことができない。その是非については、各自さまざまな意見があるはず。方針を表明した県は今後、少なくとも「どうして今、こういう問題に対し、こうした規制を条例化しなくてはいけないのか」という基本的な疑問にきっちりと答えていく義務がある。

 方針が正式表明された場となった、有識者懇談会での協議がマスコミに対して非公開で行われた、という点を見逃してはいけない。

 重要事項を協議する場を極力非公開にして、詳細の一部始終を表に出さないという“行政態度”は、時として必要だと考えるが、行政監視という人権侵害につながる可能性が十二分に予測される重大事項である今回、それに当てはまるとは思えない。

 議論の行方に、多くの県民がかなりの関心を抱いていると思う。

 足元で静かに、着実に、しかも表面的には唐突に、実際に起きている規制強化の動きに対し、いろんな意見がオープンに次々と出てくる、出てきやすい社会は健全だと考える。

 では、どういう場でそうした意見が多くの人の目、耳、心に届くことができ、さらにそれらの意見がぶつかり合いながら建設的な議論へと展開していけるのだろうか?

 ネット上にその可能性のひとつがある、と立場的には感じている。SNS管理者の1人として、その展開の合理性や在り方などを考えているが、これといった妙案が浮かばずにいるのです。

 さまざまなご意見、ご提案などを求めております。お気軽に、コメントくださいませ。って、チョイと堅い内容で、かなり腰を引いている方々も多いとは察しますが.......(^_^;)

 追伸:今回も、相変わらず、まったくの個人的見解であり、思い、考えでございます。