laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

Music Box NO.6

 今回は久々のジャケット買い。

 昨年12月に発売された『BEAUTIFUL IMPERFECTION』。 パリ生まれのナイジェリア育ちの女性ミュージシャンAsa。 朝日新聞とは無関係でアシャと呼びます(^_^;)。



 片方のレンズがひび割れた大きめのメガネをかけ、挑戦的に見つめる表情にやられてしまった。「聴きたかったら、聴けば」。そんな挑発の声が聞こえた気がした。「だったら、聴いてやるよ」

 店員さんが書いた丁寧なPOPが購買意欲をさらに高めてくれた。「これは、買いですよ!」。なんでも、2007年のファーストアルバム『Asa』は、フランスのインディ・レーベルから出し、世界的にブレイクしたというから、もうとっくに有名なアーティストなんですね。

 1曲目。『Why Can’t We』。このアルバムからの2ndシングルだそうだが、何ともにくい入り方。アコギのようなイントロを静かに響かせながら、彼女のハスキーボイスがスムースに歌い出し、いい感じで盛り上がっていく。レゲエ調、ブルース・ポップ(そんな言葉あるのか?)調、そんでもって80年代あたりにかかりまくっていたような懐かしい曲調。これに続く2曲目『Maybe』に、すんなりとつながっていく気持ちの良いグルーブ感。

 敬愛しているというボブ・マリーの影響をところどころに感じさせるゆるさがいい。必要以上の“シャウト”がなく、たまに体を動かしたくなるようなリズミカルな曲を間にはさめ込む。聴いてて安心、心地良い。

 こんな文を見つけた:「世界大ヒットのデビュー作を経て、アシャが次に描くのは色鮮やかなポップな世界。世界最大の社会活動家/ミュージシャンのフェラ・クティを生んだ国ナイジェリアは、近年も暴動、テロなどで未だ混乱が続きますが、そんな祖国について、「プロテストソングを書くよりも、人々を悲しみから抜け出させ明るい気分にさせる音楽を作りたい!」と、1枚目の社会派メッセージを含んだ歌詞やムードから前進して作られたのがこの新作『ビューティフル・インパーフェクション』。」
http://blog.goo.ne.jp/plankton-staff/c/d44ed59288cd10b6ef8df8ce34a55d41

 ボーナストラック含め計13曲収録。2作目『Live in Paris』(08年)に続く通算3作目のアルバムだ。