laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

プロの振る舞い。

 太陽に向かって、「バカ野郎〜。俺はなぁ、俺は.........」などと雄たけびを上げるのは、てっきり、“青春の巨匠”・森田健作の専売特許だと思っていた(古くて恐縮です(^_^;)。

 認識が間違っていた。今じゃ、人気スポーツのプロ野球選手たちが、昇る朝日に向かって大声で叫んでいるそうです。冗談ともつかない本当(本気?)の話。本紙スポーツコーナーで紹介されていました。(^_^;)

 沖縄・久米島で恒例の春季キャンプを行っている、「東北楽天ゴールデンイーグルス」の選手の皆さん方が、毎朝、それにまじめに取り組んでいるという。新任の星野仙一監督主導で実現したという朝食前の「声出し」で、つい先日は、「マー君」こと田中将大投手が、東シナ海から昇る朝日に向かい、「リーグ優勝、日本一はもちろん、4年連続開幕投手の岩隈さんから開幕投手を奪い、沢村賞を目指して頑張りたい」と、星野監督とエース岩隈久志投手の目前で、大胆にも宣言した、と現地記者は伝えていた。(7日付け河北新報朝刊)

 小中学生とか高校生でもあるまいし、なぜにこんな“青臭い”ことをする必要があるのか?

 無性に、どうにも我慢できなくて、あるいは必要に迫られて、海に向かって叫びたいというならまだしも、社会人のプロにこうしたことを“させる”という指導方針が、うまく理解できない。

 野球好きな子どもたちの目に、憧れの存在である(『夢を与える存在』と言う人たちもいますが)プロ野球選手の雄たけびの姿は、果たしてどう映るのだろう?「俺も真似して、朝一で大声出そう!」と、思う子どもたちがいるかもしれないし、すでに実践している気の早い子どもたちもいるかもしれないが........。

 真似する子どもたちの姿は、それはそれで微笑ましい。でも、大の大人が真面目に取り組むべき振る舞いか?とても幼稚な行為に映るのだが。