laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

CDショップ。

 むかしからちょくちょく通っている仙台市中心部にあるCDショップに“異変”が起きている。

 妙に品数が限られているのだ。マイナー受けするようなジャンルやアーティストではなく、それほどメジャーではないけどそれなりに知られているようなアーティストなのに在庫がない。偶然ネットで見つけ、あるいはラジオで流れていて興味を持ち、「じゃ、買ってみよう」と店を訪れお目当ての品を探すこと、今年に入ってから3度。連続で、在庫切れだった。

 最新モノとか流行りのジャンル・アーティスト、特集的なシリーズモノなど、とにかく売れ筋に偏って商品棚に並べる傾向が強くなっているのではないだろうか?

 おそらく、そうなのだと思う。

 アマゾンに代表されるように、今やCDはネットで買ったほうが安上がりで早い。便利このうえない。多くの人たちがネット通販を利用しているのだから、早い話、CDショップに“行く意味”がなくなってきている。その影響が、店の在庫を大きく左右しているのだろう。

 元々、この店に通うようになったのは、販売開始直後のCDをかなりの枚数、自由に視聴できるスペースがあって時間潰しにうってつけだったからだ。最近では、サロンのようなクラシック音楽のスペースがなくなり、視聴機材がきちんと動かなかったり、ポップの更新が遅かったりと、手を抜いているのではないかと感じさせられることが多い。とても残念だ。

 音楽好きの店員さんと、気軽に会話を交わせて、好きなだけCDを視聴させてくれるようなゆる〜い感覚の店があればいいな、と切に思っている。多くの人たちに歓迎されると思うのだが、世知辛い現代、そんな余裕が至る所でなくなっている。