laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

拝啓、“さ迷える人々”。

 「一寸先は闇」の世界に投げ込まれてしまった多くの被災者の方々に対してではなく、単に自分の心の世界で悩んでいる人々に向けて、一言申しておきたい。

 頼むから、「自分探し」のために被災地に来ないでほしい!

 来るのは勝手だが、あなた方の悩みに応えるほど、被災地は寛容ではない。目の前の課題、今日を明日をどう生きていこうかという逼迫した状況を、まず考えてみてほしい。

 「自分とは何か」だとか「本当の自分はこうじゃない」とか、「もっと自分には違う道があるはずなんだ」とか...........。そんな“ちっぽけな悩み”に耳を傾けるほど、被災地は暇ではないんです。

 「ボランティアをすれば何か解決するんじゃないか?」なんて考えていますよね?たぶん。

 きっと、何も解決しないでしょう。

 衣食住なんら不自由なく暮らしているのに、不満ばかりを募らせている平和で安心、安全な位置にいる飽食の人たち(自分もそういう場所に身を置いているという自覚がありながら話しているんだけど)!

 勝手に悩んでおくれ。

 「人のために何かしたい」という気持ちだけでもう十分。

 ボランティアに来て、食事や宿の手配を当たり前のように地元の人たちに求める輩たちと同様、さ迷えるあなた方の存在が、現場に混乱を招くだけです。

 それを、肝に銘じてほしい。