laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

やっぱり、苦手だ。

 何が嫌って、人混みほど嫌いなものはない。祭りとかそういう人が集まる場所には、極力、行かないようにしている。

 先日、出張で東京に行ってきた。行く前から分かっていたけど、やっぱり、かなり疲れた。しんどい。なんでこんなに人がいるわけ?どこに行っても、人、人、人...。歩く速度も半端なく速いし、その流れに乗らざるをえないのが、たまらなく辛い。

 場所にもよるけど、かなり緑の多い街だと思う。広い歩道も多くて歩いて楽しい場所が点在している。人が多いからこそいろんな商売が成り立つわけで、見ているだけでも楽しいショップがあちこちに点在している。東京は、確かに楽しい。

 でも、自分はここでは暮らせない、と、来るたびに思う。

 大都会で暮らし、あるいは働く人たちは、こういう状況に慣れるしかないのだから、大変だよなぁ、などと同情してしまう。全く気にならない人もいるんでしょうが.....、もちろん。

 朝の通勤ラッシュで出くわした半端ない人混みをかき分け、視界に現れた数々の高層ビルを見上げながら、「ここでこの前のような震災に遭ったらどうなるんだ?」と思った。考えただけで怖くなる。

 東京で暮らす人たちの多くが、「東京は大丈夫」と思いながらも、わずかでも「もし....」という思いを、3.11大震災後、はっきりと抱き始めたと思う。

 小説とか映画の世界でかねてから描かれてきた大都会での惨事、パニックが、“絵空事ではない空想”として新たな心象風景になっているのかもしれない。

 こればかりは、早急な対処療法は見つからない。「想像を超える出来事」を正確に予測して正確に対処する完全無欠な方法などあるわけがないのだから。

 何事も教訓とは、常に、出来事の後につくられる。

 こんな事を夢想する自分は、東京での大震災発生を無意識のうちに“期待している”のかもしれないな、などとパラノイア気味に考えたりもする。

 それにしても、とにかく、人が多すぎるよ、東京。