laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

No.290 〝ストックマン〟。

 思えば、1人暮らしをしていた20年ぐらい前からだろうか。日用品の備えがないとどうも落ち着かない。トイレに入っている時に紙がないとか、風呂に入った時に石鹸がないとか、皿を洗おうとした時に洗剤がきれていたとか....。そういうのが嫌で、ストック品を常備している。

 結婚して子どもができたけど、現在に至るまでずっと続いている習慣なんです。妻と娘はそんな夫、父の姿を半ば有難がり、半ば揶揄している。

 別にいいんですが。むかしから、 「備えあれば憂えなし」とも言うし。

 なので、ライフラインが完全に途絶えた今回の震災時、それなりに役には立った。でも、当然、すべてをカバーできるわけもなく、そんな時に限って肝心要の品々の手持ちが少なかったりした。例えば、米とかカセットコンロのガスとか電池とか灯油とか.....。取りこぼしたという事実が、実はちょっと悔しかった。

 そんなわけで、最近、「買いだめ」に精を出している。「買いだめ」ですよ「買いだめ」、「買い占め」じゃないですから。どう違うんだ?と言えば......。う〜ん、まっ、常識で考えましょう!

 洗剤とか下着とか、食料品に必要雑貨など。すぐに消耗しそうなものは大体備えを用意している。ただ、ガソリンの携行缶やら自家発電機、ガイガー・カウンターなどの“大がかりなモノ”は一切持っていない。なければないでどうにかなるもんです(たぶん)。そこまで徹底する気にはなれない、さすがに。

 ストック分を消費すると、「あっ、すぐに買い足さないといけないな」なんて思ったり、どの品目が足りないのか常にチェックしたくなったり、休みの日もついついスーパーに足を運んでしまう、なんて傾向はあるけど。

 10年前の人気テレビドラマ『HERO』で、主人公の久利生公平(木村拓哉)が、行きつけのバーで、「納豆定食」だとか「焼き魚」とかあり得ない注文をするたび、いかつい顔をしたバーテンダー田中要次)が、「あるよ」と当たり前のように言っていた。

 あの場面、我が家でも再現したい! 

 「あっ、牛乳なかったんだっけ、そういえば」

 「あるよ。冷蔵庫の中に入れといたから」

 「消しゴムどっかに落としてなくしちゃった。ないよね、家に」

 「いや、あるよ。あっちの引き出しの中に」........。みたいな。

 どうです、世間のお父さんたち?

 確実に、家の中で存在感が上がります!(たぶん)

 ただ、そんなこんなで最近、結構〝無駄遣い〟が多くなっている気がする。

 これって、俗に言う「本末転倒」なんだろうか?(^_^;)?