laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

自己責任。

 45回目の誕生日となった17日、波乗りをするため、茨城県日立市の河原子海水浴場に行って来た。5月1日に秋田で波に乗って以来ほぼ2ヶ月半ぶり、震災以降2回目の波乗りだった。

 結論から言うと、やっぱり、波乗りはいい! 

 ただ、それだけ。

 前回に続き、今回も長時間、計5時間海に入ってました。全く、アホです、ハイ(笑) だって久々だし(^O^)

     

 朝5時に海水浴場に着いた時、5,6人のサーファーたちが車の中で待機していた。われわれ(先輩と2人)、迷うことなく10分後には海に。肩〜頭の程よい波。なのに、後続の姿がなかなか現れない。1時間近く、2人で波を独占する状態だった。ほかのサーファーたちがやって来たのはその後で、それでもピークで20人ほど。比較的形の良い波にしては、驚くほど静かだった。

 初めて行ったポイントだったので普段の状態は知らないが、全国規模の大会が開かれたこともあるポイントにしては、この状態はおかしい! そう言えば、かなり目立っていた若いプロサーファーの彼は、グッドウエーブをいとも簡単にチャカチャカ乗って、気付いた時には姿を消していた。ものの1時間足らずだったと思う。

 考えすぎかもしれないが、福島県境に近い茨城県北部の海岸線を、少なからずのサーファーたちは避けているのではないか?

 福島第1原発事故による“放射能汚染”を危惧して。

 河原子海水浴場では、地震津波の傷跡はほとんど見当たらない。気温は35度近くまで上がり、かなりの快晴。絶好の海水浴日和だというのに、サーファーのほか、家族連れやカップルの姿がちらほら程度で、混雑とは無縁だった。

 後輩のサーファーの話によれば、千葉の海岸でもポイントによっては同じような現象があるそうだから、福島により近い場所なので当然なのかもしれない。

 いいんですけど、別に。俺たちは、それはそれで大いに楽しめたし。

 前にも書いたが、今現在、ホームポイントの仙台新港では波乗りが“できない”状態になっている。“できない”というのは、ほとんどのサーファーが海に入っていないということ。放射能の問題というよりは、津波被害が甚大だったという理由が大きく、ファーファー同士の締め付けもあると聞いている。

 でも、現地確認して分かったことは、現場付近を通行する作業車両は随分と少なくなり、がれき撤去もかなりはかどっている。ビーチにたまったがれきはそれほどの量ではなく、海に入る大きな支障は、震災直後に比べれば雲泥の差ほどに取りはらわれた。

 覚悟さえあれば、海に入って波乗りはできる。十二分に。

 実際、知り合いの何人かは既に仙台新港で波乗りしている。

 それで、いいと思う。

 だって、俺たちサーファーだし!

 至る所で過剰と思われるような自粛ムードがで漂っているが、どうなんだろう、それって?