laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

“夢見心地”の異空間。

 事の進展は予想以上に早い。

 1ヵ月ほど前の時点では、まだ海に戻っていない自分がいて、7月4日にアップした「1人旅、の予感。」で、1人、海外サーフトリップをしようかななどとつぶやいていた。

 実際、あの時はそう思っていた。

 目的地は、インドネシア、北スマトラニアス島。サーファーなら一度は訪れたいサーフスポットの1つである。それほどにパーフェクトな波に恵まれている。ところがこのニアス島は、2004年12月26日のスマトラ沖地震と2005年3月28日のニアス地震で甚大な被害を受けた。津波被害を間近で経験したサーファーとして、当地の復興の現状を視察しながら思い切りサーフィンを楽しんでこようと企んでいた。実は。半分仕事絡みだと思うと精神的にも落ち着くし(気が弱いんだな、こんなところで(^_^;)

 それが今、波のいい時は早朝の仙台新港、蒲生で波乗りしている。地元で波乗りできるようになれば、焦って、急いで、遠く海外の地まで、それも1人ぼっちでわざわざ出掛ける必然性がなくなった。

 っということで、予感はあくまで予感。全く当てにならない(^_^;)。

 依然として、先輩と2人きりでいい波乗り放題の状況が続いている。先輩も俺も、さすがにまだ1人きりで仙台新港と蒲生で波乗りする勇気(根性かもしれない)がないので、1人で海に行く時には、東松島まで足を伸ばしている。石巻湾にそそぐ鳴瀬川河口のポイント、浜市。野蒜海水浴場の対岸。広いビーチには、ポイントが点在していて、かなり以前からローカルを中心に波乗りを再スタートさせていた。解放感あふれる雰囲気が魅力で、噂を聞きつけたサーファーたちが連日駆け付け、波乗りしている。興味、関心のある方々は、どうぞ!(って、俺にそんな事言う権限はないんですが、ね)↓



 良さそうでしょ!

 写真を撮った日はそれほどでもなかったけど、その後2度訪れた時は、かなり完璧に近い波だった。でも、波質は仙台新港には敵わない。言うまでもなく。



 先週日曜の7日には、ビーチクリーンがあり、大勢のサーファーたちにまじって1時間ほどゴミ拾いしてきた。その前日は仙台新港でやっていたから、2日続けてのビーチクリーン。まっ、「できることから」ということでの参加。1時間とはいえ、一気にやってしまうので、かなりビーチはきれいになった。もとより、最初に訪れた時には、震災にもかかわらず予想以上にきれいなビーチの印象だったから、これから行く人たちの目には、震災の傷跡をそれほど感じさせないかもしれない。

 今のところ、近場で2か所のサーフスポットを確保している身。しかも、混雑とはほとんど無縁。天気もピーカンが多いし。こんな状況なら、無理して海外に出向く必要なしと判断した。

 もっとも、この状況がどう変わるかは誰にも分からない。

 まっ、その時はその時に考えるとしよう。

 当面、アンビリーバボォな“いつもと違ったいつもの場所”で波を追い続けることにする。

 【写説】
 上:テトラの右と左でそれぞれいい波割れてます。少々厚めのファンウェーブとでもいいましょうか....。

 下:8月7日のビーチクリーン。燃やせるものはその場で燃やせ。その責任は.......、知りません、俺は(笑)