laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

この期に及んで....。

 東京電力が10%以上の電気料金の値上げを検討している」って、夕方のテレビニュースでやっていた。

 人災とも指摘される原発事故で危険極まりない放射能を広範囲に“まき散らし”、多大な迷惑を掛けておきながら、数々のずさんな対応に終始した揚句、“尻拭いのツケ”を、利用者に払わせようという魂胆なんだろうか?

 そう言っては言いすぎだろうか?

 早々と値上げをチラつかせることなく、逆に、「迷惑料」と称した大幅な電気料金の値下げに踏み切ったりするとか、各地に所有している土地やら建物やらの莫大な財産を処分するなりして自助努力した結果、「すみません、われわれの努力だけではいかんともしがたい事態なのです。値上げさせていただきます」というのならまだ分かる。

 テレビニュースを見る前に、『クーリエ・ジャポン』9月号を読んでいた。

 【『不思議の国のアリス』も太鼓判!? 原発の「安全神話」はこう作られた】と題した、ニューヨーク・タイムズのレポートに、こんな記述があった。

 「東京電力経産省をはじめとする原子力関連組織は、原発の安全性を主張する宣伝や教育プログラムにこれまで何億ドルも費やしてきた。経産省原発担当部署では今年、こうしたプログラムに1200万ドル(約9億6000万円)の予算を計上したという。」

 そういうお金はちゃんとあるんですね。

 現代社会に生きる我々は、衣食住、それに水道とかガスとかガソリンとか、もちろん、電気とかの「光熱」がなければ生きていけない。電気とはそういうモノで、好き嫌いに関係なく、電力会社が供給する電力という名の商品を買わなくてはいけない。ほぼ大半の人々は。

 つまり、われわれ利用者(購入者ともいいますが)は、そもそも“首根っこを押さえられている”立場なのです。

 だからって、電力会社に好き勝手やらせていいわけはない。

 そういえば、同じ『クーリエ・ジャポン』9月号でも紹介されていたので、せっかくなので、ここにリンク貼っときます。

強烈、この動画。↓