laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

彫り物、刺青。あるいは、タトゥー。

 刺青(タトゥー)を体に入れたいと思ったことはないけど、見るのは嫌いじゃない。

 どんな絵柄があるんだろう?という好奇心で、そのジャンルの雑誌をたまに読んでいる。

 タトゥーという言葉が日常用語の今、「刺青=ヤクザ」という単純な図式ってどうなんでしょう? 1つのファッションとしてタトゥーを入れる向きが、特に若者に多く存在しているっていうのに。

 確かに、似合っている人もいれば、ダサすぎる人もいる。似合っているかどうかは見る側の主観なので、文句のつけようがないのだが...(^_^;)。

 朝っぱらからいきなり刺青の話なのは、やっとこさ、『The Girl with the Dragon Tattoo』(by STIEG LARSSON)を読み終えたばかりだったので。この作品は3部作の1作目で、只今、翻訳本が売れている。シリーズモノとして映画にもなった。

 そんな前評判を知らずに手にしたのは、この本の表紙が気にいったからだ。

 これ↓。




 「いいな」と思うか、「女のくせにタトゥーとは!」と眉をひそめるかは人それぞれ。

 俺は、「格好いいな」と思ったまで。

 街中でもたまに見掛ける女性の“ワンポイントタトゥー”。はっきり言って、嫌いじゃない。

 時に、セクシーだと思うことすらある。

 もちろん、似合っていれば、の話。

 どうも、世間一般では、悪のイメージが強い刺青(タトゥー)なんだけど、「いいんじゃないの別に」という立場なので、公衆浴場とかにある「刺青、タトゥーを入れた人、入場お断り」のような注意書きを見ると、とてもシラける。

 「何だかな〜」と思う。

 一風変わったことを奇異のまなざしで見るような姿勢と、何もかにもいっしょくたにするような風潮に、うんざりする。

 形は違うけど、そう言えば、「茶髪」なんて言葉が流行った時も同じような空気を感じた。20年ぐらい前だろうか。

 それが今じゃ、茶髪のオジサン、オバサンなんて当たり前。みんながやっていれば、それでオッケーなのか?

 とっても、格好悪い。

 タトゥーは嫌いじゃないけど、別に、みんなが体に入れるべきだとも思っていないし、俺もこれから入れる予定は全くない。「いいことだ」と思ってもいないし、「いけないことだ」とも思っていない。

 何が嫌って、偏見の“モノサシ”が嫌なの。刺青、タトゥーに限らず、そういうモノサシ、結構あると思うわけ。