laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

やるね!清武さん。「いいね!」

 大胆な行動の真意はともかく、とにもかくにも、個人の責任で記者会見を開き、渡辺恒雄会長の言動に公然と異を唱え、「ノー」を突き付けたプロ野球巨人の清武英利球団代表の行動はあっぱれだ。

 「フィクサー」とか「黒幕」とか「ドン」などとも称される「ナベツネ」さんに、「違うことは違う。あんたは間違っている」と言ったようなもんなんだから、まずはその勇気を称えたい。

 「偉い!」とも言っておこう(笑)。

 変な人気がありながらも“暴言、放言癖”で唯我独尊の東京都知事石原慎太郎さんと同様、「老害」のシンボル的存在といって差し支えないだろうナベツネさんですから、真っ当に考えれば、今の今まで、こういう“内紛”がしっかりと表に出てこなかったことのほうがおかしい。

 巨人の来季ヘッドコーチ人事について、ナベツネさんの「不当な介入があった」という「鶴の一声」が今回の問題。

 推測するに、これまでにもいろんな局面で鶴の一声はあって、その都度、問題は封じ込まれ、多くのサラリーマン部下たちが涙をのんできたのだろう。

 その流れからも、清武さんの行動は、勇気ある正しい振る舞いだと思う。

 こういうことが、常識として通用する社会に住みたい。この後、親会社の読売新聞社がどう対応するかで、まだまだ非常識だということが改めて白日の下にさらされる可能性は高いと思うけど...。

 本日11月12日付け河北新報朝刊の第2社会面に掲載されていた「巨人ファンの漫画家黒鉄ヒロシさんの話」を以下に引用する。

 >渡辺恒雄球団会長は、野球が好きというより、勝ち負け、あるいは異なる価値観でご覧になってきたのではないか。(中略)オリンパス大王製紙もそうだが、自分が殿様のように勘違いしっているトップがいる。おそらく清武英利球団代表は堪忍袋の緒が切れたのだろう。この機会を、奇妙な体質から脱皮するいいチャンスに変えてほしいものだ。<

 東日本大震災を機に、価値観が変わったともいわれる日本の社会。こんな体質、正面切って「アホか!」と言えるぐらいまともになりたいな。

 「巨人、学級崩壊」というブログがふらっとにアップされたので、併せてご覧くださいませ。