laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

褒める。

 「いろんなことを次々に頼まれ、その都度何とか対応しているんだけど、『そうするのが当たり前』っていう態度で、『ありがとう』のひと言さえないのよ。しかも、いつもあれこれうるさく言ってくるばかりだし。それって、どうなの? もう、本当、嫌になっちゃうわよ!!」

 知り合いの女性が、プンプン怒りながら、愚痴をこぼしていた。

 彼女の上司、いろいろと業務を言い渡すが、彼女がその通りやったからといって、労いや感謝の言葉をかけることがほとんどない、というのだ。

 「そりゃ、気の毒だね...」

 なんて言いながら、少なからず、ドキッとしていた(^_^;)。

 身に覚えがある。

 決して他人事ではない。

 年を重ねるごとに、自分よりキャリアが浅い同僚の数が多くなってきた。それに伴い、年下の同僚に対して、偉そうにも、何かを言いつけたり、助言することが多くなってきている。

 たぶん、否、間違いなく、自分の態度が原因で、彼女と同じように感じさせてしまった人々は数限りなくいるに違いない(^_^;)。

 ごめんね、みんな...。

 教育大に通っていた大学生のころ、何度か経験した教育実習で、何人かの教師の方からこう言われたことを記憶している。

 「子どもは、褒めて伸ばすんです。いきなり上から叱っても効果はありません。褒めるということは、その相手の良さを発見すること。その目が、こちら側(教師の立場)になければ、どうしても悪い面ばかりに目がいってしまう」

 教育現場ばかりではなく、子育ての家庭、職場、地域社会.....など多くの環境に当てはまる見識だと思う。

 感謝の念を言葉でちゃんと表現することって大事だよね。

 「人のふり見て我がふり直せ」

 そう、格言も教えているし。

 気をつけよぉ。

 っと、柄にもなく、何だか新聞コラムにありがちな「自己反省エンディング」で締めくくってしまった(^_^;)。