laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

もっと愛したい、身近な海を。

 海に囲まれた島国の日本では、むかしからずっと、海は身近な存在だった。

 歴史的にも大きな津波はこれまで何度もあった。

 人命を奪うこともある海は、危険な存在でもある半面、食卓を潤す豊穣でかけがえのない存在として、ずっと、そこにあり続けてきた。

 ここに1本のビデオがある。↓

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 サーファーの視点から描かれた、おそらく海外の海だ。

 こうやって、人々が、のんびり、平和に遊ぶことができるのも海。



 今、各地の被災沿岸地域で、防災の観点から、「海と人々との繋がり」を断つような景観設計が構想されている。

 元々、伊豆のような観光地を除けば、「海と人々との繋がり」を重視したような景観設計には“ほとんど無頓着な”態度を示し続けてきた戦後の日本。それは、自然の海の周辺に埋め込まれた無数のコンクリートが物語り、東日本大震災を機に、その思考がますます強まっているように思われる。

 「防災」と「産業」というお決まりのキーフレーズに、「癒やし」や「美」のようなソフト感覚の発想が加われば、震災前に比べ、もっと素敵な浜辺周辺の景観を新たに造り出せるのではないだろうか。



 ビデオのような海が身近にあれば...。