laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

めんこがられる。

 よっぽどの悪ガキでもない限り、小さな子どもたちの様子に、「めんこいなぁ」(東北地方の方言。「可愛いなぁ」の意)と、たいての大人は感情を抱く。

 純粋な気持ちだと思う。

 所変わって、人付き合いの場。

 年上の人から、「めんこい」と思われるに越したことはない。経験上。

 自分の場合、子どものころから「生意気なガキ」だったので、今の年齢になるまで、多くの「敵」をつくってきたが、半面、数は少ないけど、年上の人から、結構、めんこがられてきた。

 めんこがられてきたおかげで、ネットワークが広がったり、仕事がスムーズに運んだりして物事がプラス方向に動いてきたことが多い。

 「めんこがられる」とは、年上の人から、自分を認めてもらい、いろいろと教えてもらうことだ。

 いまどきの言葉でいうなら、「メンター」的な年長者だろうけど、「めんこがられる」のは、あくまで個人的な感情重視のお付き合い。組織上のお付き合いとは違う。たとえ上司と部下の関係でも。

 おべっかとかごますりの要素はこの場にはない。

 部下が、「この人になら!」と勝手に好意を寄せ、かいがいしく動く。そうされた上司は、「おっ、よく気が付く可愛い奴だなぁ、お前は」などといって、何かと面倒をみるようになる。あとは阿吽の呼吸。付かず離れずの“親密な関係”が保たれていく。

 まっ、所詮人間関係だから、どこかの時点で破たんすることもあるけど(^_^;)。

 若さゆえ、肩に力を入れるもよし、自己を主張するもよし、我流を貫くもよし、「孤立無援」を決め込むもよし...。

 人それぞれなので、付き合い方はさまざまあっていいとは思うけど、「めんこがられる」という視点も大事にしたほうがいいと思う。

 「めんこがられない」人に対し、目上の人たちは積極的に関わりを持とうとは思わないんだから。

 「可愛くない奴だ」と一方的に思われているような気がしたら、要注意!

 まっ、俺なんか、結構、そういう場面のことのほうが多いんだけど...。