laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

一途。

 若い時分、この言葉がとてももてはやされた、気がする。

 素敵な響きを感じさせる言葉なのかもしれない。

 疑うこともなく、一途であることがすべて正しいと信じていたころも確かにあった。

 あの頃、特に異性に対して頻繁に使い、使われた言葉だった。

 「一途に彼女が好きだ」「彼を一途に愛している」...そんな用法で。

 ひた向きだったのねぇ〜、純真だったのねぇ〜。

 若かったなぁ〜、ほんと。





 でも、それがすべてじゃないんだよね。

 そういうことは、年を重ねるにつれて分かるようになり、理解してくる。たいていは。

 最近、自分の年齢の半分にも満たないいろんな学生さんたちと付き合いながら、そんなことを思っている。

 恋愛について尋ねられれば一応答えるけど、こちらからはあまり深入りして聞かないようにしている。たまには聞くけど...(^_^;)。

 若い人たちの恋に対して、もちろん興味関心はあるけど、聞けば聞くほど、自分のオジサンぶりが露呈してしまうようで怖いし...。

 無難に聞いて無難に答えている。

 それでも、ひそかにこう思っている。

 「あんたらさぁ、若いんだから、いろんな異性、同性と付き合ったほうがいいんじゃないの?広く浅くがいいと思うよぉ。まだまだ人生長いんだから。それが後々、自分たちのためになると思うんだけどなぁ」って。

 まぁ、聞かれもしないことを言う必要は全くない。だから、書いている(^_^;)。

 このところ、自分の周りで仲があんまりよろしくない夫婦をよく見掛けることもあって、こんなどうでもいいことを考えているのかもしれない。

 一途な状態って、言い換えれば、熱中しすぎて周りがよく見えない状況ということなんだよなぁ...。その結果結ばれた男女の結末がこれでは...。