laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

正解のない世界。

 デジタル部門の職場にいて、ソーシャルツールを操っていると、内から外からこういう事を聞かれたり、言われたりすることがたまにある。

 「そういうことやっていると、どんな得な事があるの?」

 「それ、どうお金に結びつくの?」

 「時間ばかりくって、結構、無駄じゃない?費用対効果が悪いよね」

 「仕事じゃなくて、遊びだね」

 「あんまり意味ないんじゃないの?」

 ........とか、さまざまです(^_^;)。

 どう答えればいいのか、正直、一瞬、迷う。

 だって、関わっている当の自分が、「良く分からない!」状態なんですから(^_^;)。

 ↑これをもって、「けしからん!」と言うのはとっても簡単。現に、そう言われ続け今に至っている。

 でも、本当にそうなの?

 1つ1つの質問、指摘に答えるのは、実はそれほど難しいことでもないとも思っている。

 〝それなりの答え、反論〟はあるから。ただ、あくまで〝それなり〟であって、言ってる本人が100%納得、満足しているわけではないんです(^_^;)。

 ざっくり言ってしまうと、その答えに〝正解〟がないから、納得、満足できないのだと思う。

 一方通行の情報発信ならいざ知らず、双方向性で公開型のツールで何やら文字を綴っていれば、「正しい」「間違っている」という反応以前に、その書き手に対する好き嫌いの感情が折に触れて露わになってくる。それが、複雑な要素で計り知れないんです。

 いろんな国籍、性別、年齢、趣味、嗜好、思考、信仰...を、書き手も読み手もそれぞれに持っている。当然、コミュニケーションは複雑になり、なかなか1つの「結論」には至らない。考えれば、当然なのです。場がネット上という空間なだけで、発信、受信、交わしている言葉のやり取りはコミュニケーションそのものだから。

 そもそも、コミュニケーションに正解なんてないですよね?




 そういうことだと思います。

 なので、携わっている身としては、「奥深く、興味深く、面白い」などと感じてしまう。

 ただ、誤解してもらっては困るのですが、正解はないけど答えそのものはその場その場であると考えています。

 答えを求める放浪にも似た旅が、当分の間続くんだろうなぁ。