laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

この目で、確かめたい。

 旅に出ます。



 サーフボードを携え、バックパックを背負って、

 震災から2年。

 やっと、そんな心境になった。

 向かう先は、インドネシアスマトラ島北端に位置するバンダ・アチェ

 東日本大震災より6年ほど前の2004年12月26日に発生したスマトラ島沖地震による大津波で甚大な被害を受けた場所。

 サーフスポットとしても知られていて、大津波以前から興味を持っていた。

 バリ島をはじめ、インドネシアには、そうしたサーフスポットが数多く点在している。これまでにも何度か訪れてきた。アチェは、いつか行こうと考えていた場所だった。

 そんな南の島のスポットが津波で壊滅し、東日本大震災で自分のホームタウンである仙台市沿岸部も津波でやられた。

 サーファーとして、とても複雑な思いでアチェという場所を考えるようになった。

 「ローカルサーファーたちは一体どうしているんだろう?」

 それを考えていた。

 自分は、震災から4カ月後の2011年7月中旬に、地元でサーフィンを再開した。

 理由はシンプル。 波に乗りたかった、からだ。

 敬虔なイスラム教徒と聞くアチェのサーファーたちはどうだったんだろう?

 それが、とても知りたい。

 百聞は一見に如かず。実情は、自分の目で確かめてくるしかない。

 とは言っても、あまり堅苦しく考えていない自分が、実はいる。

 サーファーはそれほど国籍を問わない、と信じているから。

 いい波を、南の島で暮らす彼らと分かち合いたいと思う。

 そして、互いの国で起こった震災のことやその後のことなどを話しあえればいいな、と思っている。



 明日から、1人で行ってきます。