laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

もっと、〝ほっつき歩こう〟!

 「どこほっつき歩いてんだ!」(どこをぶらぶら歩き回っているんだ!)

 「しずね!」(静かに!)と同じくらいの頻度で、子どものころよく言われた。

 実は、社会人になりたてのころもしょっちゅう、先輩からどやされていた。決まって、外回りの時。ろくに記事も書かず、「まっ、とりあえずコーヒー飲もう」と喫茶店に入って注文したかしないあたりでポケベルが鳴り始める。恐る恐る会社に電話すると、間髪いれず、「お前、今どこにいる?まさか、コーヒーなんかすすってねえだろうな!」。何で分かるんだ。うろたえながら、誰も知り合いがいないはずの店内をキョロキョロ見回す自分が居た。

 あれは、何だったんだ。

 とにかく、むかしからほっつき歩いている。

 外勤でなくなった今、さすがに仕事中、ほっつき歩くことは少なくなったが、それでも時間と隙(?)を見つけては、ぶらっと外に出て、気分転換している。

 当てもなく歩くのがいい。できるだけ頭を空っぽにして。あんまり空っぽにしてしまうと、たまに電柱やらすれ違う自転車、歩行者とぶつかりそうになることもあるけど。

 見慣れた街、歩き慣れた街、知っているつもりの街でも、何かしらがある。季節感だったり、匂いだったり、ショーウインドー越しや道行く人々に見る流行だったりと、発見、再発見を歩きながら感じている。こういう一見〝無駄な時間〟が、とても好きだ。

 その無駄な時間が仕事に生かされてきたことは数限りなくある。だから、やめられない。

 気をつけないと、一日中パソコンとにらめっこする羽目になる職場にいるもんで、こんないい訳じみたことをつらつら書いてしまった。

 すみません。サボっているのは、俺です。はい。