laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

「頼むから、ちょっと黙っててくれない?」

 店に入って、思わず、そう口走りたくなることがある。

 「嫌なら、二度と行かなければいいじゃない?」

 全くその通り。そうなんだが、やむにやまれず行ってしまう店というのもあるから困っている。

 生活圏内にある飲食店。若いスタッフでやっているその店は、とにかく、“うるさい”。

 ドアを開けた瞬間、「いらっしゃいませ〜!」の大合唱。食券機の前で「何を食べようか?」と選んでいると、「お1人様ですか?」(『そんなの見れば分かるじゃないの』)と聞かれ、「○○が当店のお薦めです。カウンター席でどうぞ」と言われる。それに続いて、「どうぞぉ〜」とカウンターの向こうから2、3人の声。席に着き、食券を渡すと「お冷、どうぞ。●●でよろしかったですか?」と念を押される。(『見りゃ分かるでしょ、そう書いているんだから』)。でっかい声で注文を読み上げると、「●●、承知しました。ありがとうございます〜」との大合唱。つくっている最中も、「お湯に入れました、3分!」とか、「あと1分です」、「はい、一緒上がりました!」なんて声が上がる。そのたびに、「はぁ〜い」だの「了解」だの「おぉ〜」だのの相槌が入る。

 ふぅ〜。

 まだ、これで途中なんです。肝心の注文の品が届いてませんから、まだ。

 後はご想像にお任せします。お分かりですよね。

 1年以上も前に同じような事を『気合の押し売り。』というタイトルで書いた。事情は変わっていない、気がする。

 疲れるよなぁ〜、ホント。鷹揚に構えて、「それもいいじゃないですか」なんて声を聞くこともあるんだけど、勘弁してよ、頼むから。なんです。

 客が自分1人ではないことを考えると(当たり前の話ではあるけど)、「うるさいから静かにして」とも言えず、二度と行かないか、ひたすら我慢するしか、選択の余地はなさそうだ。

 我慢するのも嫌だけど、そこそこに美味しいので、「二度と行かない」 とまでは言い切れない。う〜ん、悩ましい(^_^;)。

 なんで、客の側にこんな思いを抱かせるんだろう?大声で気合を前面に打ち出す人たちって、結局のところ、自分たちの都合しか考えていないんじゃないのかな。それって、接客態度としては一番まずい心持ちだと思うのだが.....。