laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

今月のことば NO.2

「いちばんの裸は顔だよ 過去も現在もすべて顔に出る。用心しろよ!」

  アラーキーこと写真家・荒木経惟さんの最新刊『いい顔してる人』(PHP)からの引用。サブタイトルは「生き方は顔に出る!」。
 そのものズバリ。あれこれ言い募る必要もないんですが、「本当、そうだよな」と思う。
 40を越えたあたりからだろうか。特に同年代以上の顔を強く意識するようになった。それ以前にも、海外旅行に行って帰ってきた時にはつくづく、「覇気のない顔が街を埋め尽くしているよなぁ」と感じていた。ごくごく狭い取材経験から言うと、男性、特に役人や議員さん方の顔に、共感できそうにもない表情を多く感じることが多かった。それと、肩書きでものを言う人や日常的に愚痴や不満ばかり口にしている人たちにも。あくまで、私的な思い込みなんですが。
 アラーキーさんは言います。「若いほうがいいなんて、社会に踊らされてるだけだよ。40歳、50歳と歳を重ねていけばいくほど、顔はその人自身のものになるだろう? 誰でもない、自分でつくった顔になる。その顔にはいろんなものが刻まれてくるんだから、若いコのつるんとした顔より断然、いいんだよ」
 見た目だけではない美を顔に刻んでいきたいものだ。もはや遅いか? いやいや、まだまだ大丈夫、なはずだ。