laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

禁句。

 娘に、極力言わないように心掛けている言葉が3つある。

 ①「勉強しなさい」②「あの子と遊んじゃだめ」③「早く!」

 ①は、自分が親に言われた記憶がなく、言われたくもなかった言葉。子どもの自主性に任せるのが一番だと思っている。子どもは遊びと勉強が仕事。勉強しなければ、そのしっぺ返しを自分がくらうのだから、親がうるさく言ってもしょうがない。なるようになりなさい、と思っている。

 ②は、これを言ってしまえば、例えば親が気に入らない子どもと付き合っていたとしたら、その子を選んだ自分の子どもを間接的に非難していることになる。どこか惹かれるところがあるから人は仲良くなる。親が「あの子は良くない」と思うのは所詮大人の感覚であって、子どもの思いは別のところにある。最悪なのが、親同士仲が悪いからといって、子ども同士を遠ざけようとすること。案外多いと思うのだが、よくよく考えれば、これも大人の身勝手。付かず離れずの距離感で見守ってあげるのがいいのだと思う。

 最後の③が一番やっかいだ。言わないようにと気をつけていても、ついつい口に出してしまう。大人目線で見れば、子どもが何事においてものろいのは当たり前なのだが、こっちが急いでいる時やイライラしている時なんか、言ってしまうんです。案の定というか、「早く!」と言われたって、子どもの行動スピードには限界があり、あまり変わらない。急かしたって何もいいことはないんですな。

 ①同様、②も③も、自分が子どものころ、親に言われたくなかった言葉。そんな子どもが大人になり、親になったからといって、その思いを忘れてはいけないと思うんです。娘はどう思っているのかは知らないけど、「大人になれば分かるよ」なんて意味不明な事言って説得しようものなら、間違いなく反発してくるだろうなぁ。でも、それは正しい子どものリアクションだと思う。

 「お前のことを思えばこそ............」なんてフレーズ一度も使ったことがないけど、少なくとも、そんな取ってつけたような嘘をこれからも言わないような親であり続けたい。